レーシックとは?手術の流れやメリット・デメリットを解説!

レーシックはどんな手術?

今、最先端の近視矯正医療技術は、レーザーを用いたレーシック手術です。

またこのレーシック手術の中にも、レーザーの種類などに合わせていくつかの術式があり、値段なども異なります。しかし角膜を削って光の曲率を変えることで視力矯正を行う手術全般を「レーシック」と呼んでいます。

レーシックは角膜を削る手術

レーシックでは、目のほぼ一番外側に露出している角膜という部分にレーザーを当て、薄い一枚の膜を作って蓋を用意した上で、更にその内側の角膜を必要な分だけ削り取ります。

そして、予め用意しておいた蓋(これをフラップと呼びます)で覆って元通りにします。

こうすることで、角膜の厚さが元々よりも若干薄くなる訳です。どの程度薄くするのかは近視の程度によります。

角膜が薄くなると光の曲率が変わって、それまでは網膜よりも手前で焦点があっていたものが、網膜の方へ近くなるため、遠くのものを見たときにも焦点が合いやすくなり近視が矯正されます。

レーシックを受ける流れ

このレーシック手術を受けるためには、まず事前に適性があるかどうかの検査を受ける必要があります。

前述の通り、角膜を削る外科手術ですので、角膜に一定以上の厚みがなければ追々角膜異常を引き起こすリスクがあるからです。

その検査を受けて、適性が認められれば、また改めてクリニックを訪れて実際の手術を受けます。そして、手術の翌日、1週間後、3ヵ月後、5ヵ月後など、クリニック所定の定期検診を受けていくことになります。

ですからスケジュールとしては、術前検診・手術・術後定期検診(翌日・1週間後・1ヵ月後・3ヵ月後・5ヵ月後)などの日程を空けておく必要があります。

あわせて読みたい

レーシック手術のメリット

視力回復手術はつまりレーシック手術のことです。どんな人が受けるのかというと、メガネやコンタクトが合わない方や職業上メガネやコンタクトがつけられない方などが多く受けています。

では実際視力回復手術は失敗はあるのか?絶対に成功するものなのか?1番気になるのは失明しないかということですよね。

そもそもレーシック手術は角膜の一部を削るので、眼球内部は触れないため失敗の症例はでていません。専門医が適切な手術を行えば失敗や失明の恐れはないと言えます。

しかし、非専門医や適切な手術が行われなかったときは失敗の可能性もあります。また合併症などの恐れもあるので医師に相談してから受けましょう。

また、レーシック手術のメリットはスポーツをおもいっきりできたり、見た目がよくなる事やメガネやコンタクトのお金がかからない、コンタクトによって角膜が傷つくことがないなど人それぞれですが、快適な生活を送れるようになるという点が1番のメリットです。

レーシックを受けた友人に話を聞いてみた

レーシック手術を初めて行った友人は、手術自体たったの30分程度だったと言っています。麻酔をしてレーザーを使っていきます。全く痛みもなく終わったそうです。

そして視力0.01が2.0になったそうです。

たったの30分でこれだけの効果があれば驚きですよね。手術跡は定期的な検査が必要になりますが、実際に体験した友人は問題なく手術は成功しています。

レーシック手術での失明例は今のところ世界中でありませんが、不安なまま手術を行うことは避けた方がよいでしょう。不安があれば医師に相談、手術する病院選びも重要になってきます。

信頼できる医師や看護師、技術的な事だけではなくて精神的にもストレスなく手術が行えたらいいですよね。視力回復手術を考えている方は参考にしてみてください。

レーシックの安全性

レーシックはとても安全性の高い手術と言われています。もし、「手術ってやっぱり失敗して失明したりすることがありそうだし…」と躊躇っている方がいるならば、もったいないことです。

レーシックでは失明の危険性は限りなくゼロに近いからです。それは、レーシックでは失明に関わるほど、目の奥深くにまで手を加えることがないからです。

レーシックで使うレーザーは、深さ3~4ミリ程度までしか達さない光なので、網膜まで達することはありません。

また、点眼で麻酔をするので、麻酔注射という痛みもありませんし、角膜をレーザー照射する10分程度の間というのは、麻酔が効いていることもあって、「目に風が当たっているような感じ」しかしないそうです。

日本でも人気は高い

とにかく手術中の痛みは全くありません。(ただし、術式によっては、麻酔が切れた後にヒリヒリとした感覚がしばらく残るものがありますが、痛み止めの目薬が処方されます)

一番心配されるのは上記のように、失明なのかもしれませんが、手術後の経過としても、感染症にかかる確率は通常5000人に1人程度とかなり低いものです。

勿論担当医療機関が衛生管理を怠っていなければ、ということと、術後に患者自身が不衛生にしなければですが、かなりの低確率ですから安心できるといって良いでしょう。

世界最初のレーシック手術はギリシアで行われましたが、アメリカのFDAが認可を下した後には瞬く間にその他各国に広まり、日本でも当然多くの方がすでにレーシックを体験しています。

日本の厚生省が認可したのは2000年でしたが、現在、世界で最も症例数の多い眼科医は日本にあるということなどから、どれほど急速に日本でも受け入れられていったかが判るのではないかと思います。